ハワイで電話＆インターネット接続 AT&TのプリペイドSIMを使う

先日、ハワイ旅行にいってきました。スマホが普及した昨今、「海外でも常時インターネットを使いたい！」「でも、できるだけ安く抑えたい！」 ということで、最安と思われる方法のAT&TのプリペイドSIMを購入して使ってみたのでまとめておきます。夏休みなどでハワイに行かれる場合は、参考になさってみてください。

※本情報は、2012年6月現在のものです。料金体系が変わっている場合がありますので、最新情報は各キャリアのサイトなどでご確認ください。

1. ハワイでの通話料、通信料比較

携帯を持って行って日本の通信会社をそのまま使った場合は、海外の通信会社を経由したサービス（データローミング）になり、以下の料金になります。

日本から持っていった携帯同士で通話する場合は、日本向けの電話ということで国際電話になるので発信側に1分あたり140円、着信側に1分あたり165円～175円の着信料金がかかります。さらに、パケット定額を使うと、1日あたり1980円～2980円かかります。いずれも対応機種を持っていれば設定不要で使えるので便利ですが、とても割高です。

成田空港などでレンタルできるレンタル携帯の場合は、以下のとおりです。レンタル携帯会社はかなりの数がありますので、目立ったところのみ記載します。

通話料が安くてもレンタル料、手数料が高かったりしますね。データ通信が必要ならば、nittelが比較的安いでしょうか。5泊7日の場合、レンタル料210円×7日＋手数料1050円＋データ通信420円×7日＝5460円（通話料別途）になると思われます。念のため、詳細は先方にご確認ください。

そして、AT&TのプリペイドSIMを使った場合の料金は以下のとおりです。本家の料金体系は、こちら(英語)。

2012年4月18日より、Pay As You Go 10￠/Minute Planと Daily Unlimited Plan プランでは、Data Package に加入できなくなりましたので、スマホでデータ通信するには、 $25 または $50 の Monthly Plan に加えて、オプションのData Package の加入が必須です。短期で使いたい旅行者には厳しいところですね。。

Data Packageは3パターンから選べます。後からWebまたは電話などで追加することも可能です。

• $25 / 1GB
• $15 / 200MB
• $5 / 50MB

使い方にもよりますが、普通にウェブとメールを読むだけならばホテル、カフェなどのWiFiとの併用で1日10MB程度で済むと思います。地図やYouTube、Skypeなどを使う場合はさらに必要です。料金は、200MBプランなら、($25 Monthly Plan + $15 200MB Data Packege ) ×州税4.712% = $41.89 ≒ 3435円(1$=82円換算) となります。利用用途に応じてData Packageを契約するとよいでしょう。250分間無料通話もついていて、レンタル携帯より割安ですね。

2. AT&T GoPhoneを契約する

契約に必要なものは以下のとおりです。パスポートなど身分証明書は不要です。

• 必須：SIMフリーの携帯（ガラケーまたはスマホ)
• 多少の英語を話す英語力、ごり押しでも何とかいけます
• 時間、AT&Tカウンターを探す時間と契約する時間で1時間程

注意点としては、AT&T GoPhone で SIMフリーなiPhone を使うことは正式には認めていないようなので、契約する場合は別のSIMフリー携帯(Androidなど）を持っていくとよいでしょう。契約時に店員さんに「あなたの説明責任は果たしたから、とりあえず売ってくれ」と言って売ってもらうことも可能なようですが、未確認です。

今回は、E-mobileの Sony Ericson mini(S51SE)を持っていきました。S51SEは、手に収まるぐらいの小さなスマホですが、SIMフリーでテザリング可能な、なかなか使いやすい携帯です。ただし、AT&Tが提供する1900MHzまたは850MHzの3Gには対応していないのでGSM(2G)での接続となりました（後述）。

AT&T カウンターへ

　AT&T カウンターは、アラモアナ(Ala Moana)センターの1階、シアーズ(SEARS)の中ほどにあります。アラモアナはハワイに行った人なら誰でも行くぐらいの観光名所ですが、とても広いので、初めての人は迷ってしまうかもしれません。1階は巨大な駐車場が広がっているので、マップをみつつ駐車場横を進んでいくと良いと思います。わからなくなったら「Excuse me. Where is the SEARS?」などお店の人などに聞いてみましょう。教えてくれたら「Thank you.」と感謝も忘れずに。

アラモアナの駐車場。巨大です。

SEARSにあるAT&Tカウンター(左側)、それほど大きくはありません。店員さんは英語のみで日本語は話せないようです。

AT&T GoPhone 契約

カウンターに到着したら、プリペイドSIMを契約しましょう。“Do you have pre-paid SIM card?”など。必要な英語はこちらがとても参考になります。Wi-Fiやコンセントの会話もあって素晴らしいです。

色々言われたあと、Last name、First nameを聞かれるので答えましょう。山田太郎さんの場合、Last nameは「山田」、First nameは「太郎」です。

注意点としては、店員さんは日本語がわからないので、端末の言語をEnglish、入力方式をQWERTYキーボードに変更しておくとよいでしょう。店員さんが通信に必要なAPNの設定をして通信テストまでしてくれます。

で、支払いを済ませれば完了。クレジットカードの場合は、タッチペンで小さい画面に署名(sign)を記入します。そして、電話番号が書かれた紙をくれて無事に繋がるようになります。

拡大。電話番号の最初3桁｢808」は、ハワイ州のエリアコード(市外局番)で、ハワイの番号がもらえたことがわかります。※下4桁は消しています

各種説明。

裏もあります。

残り通話量、通信量確認

「*777#」で、残り通話量が確認できます。Monthly Planなので 0.00USD(ドル)表示のようです。

「*777*3#」で、残り通信量が確認できます。単位はKB(キロバイト)です。200MBプランを契約したので、下記のような感じになっています。

通信確認

AT&Tで繋がっていることが分かります(下記画像参照)。モバイルネットワークの種類「EDGE」はGSM(2G)での接続です。AT&Tは3Gも提供していますが、持って行ったS51SEがAT&Tが提供する1900MHzまたは850MHzの3Gに対応していなかったため、GSMでの接続になったようです。3Gでは1Mbps～2Mbps程度のスピードがでますが、GSMは最大でも250kbps程度でとても遅いです。

回線チェックで有名なspeedtest.netアプリで計測した結果です。100kbpsがやっとですね。ウェブ、メールともにかなりもたつくので、ゆったりと使っていました。

SIMカード

以下のSIMが入っていました。

3. まとめ

個人的な印象としては、契約よりもカウンターにたどり着くまでの方が大変です。ハワイ初心者にはアラモアナは広すぎます(^^; また、今回持っていった携帯でもある程度使えましたが、GSMはやっぱり遅いので、AT&Tの3Gに対応したSIMフリー携帯があれば、より快適に使えると思います。英語力は編集員は大したことないですが、意外といけたので身振り手振りで大丈夫だと思います。ネットがあるのとないのとでは全然違うので、是非トライしてハワイの通話＆インターネットを楽しんでくださいね。

※最新情報の収集、プリペイド契約などはご自身の判断にてお願い致します。本情報を基にした契約で不利益を被っても責任を負いかねますので予めご了承下さい。

関連リンク : 海外スマホレンタル(Android・iPhone)、料金・サービス比較
関連LINK : 海外Wi-Fiレンタル、料金・サービス比較

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