子供が有料アプリを連続購入してくれた件について

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子供が有料アプリを連続購入してくれた件について

［最終更新日］:2012/04/20

子供が有料アプリを大量購入

最近の子供は携帯ゲームに加えて、タブレットやスマートフォンなどさまざまなガジェットに触れる機会がありタブレットを操作する腕前もなかなかのものです。

甥っ子は4歳で字はまだ読めないのですが、GooglePlayからアプリをインストールしたり、Youtubeでサムネイルから動画をさがして視聴したり、タブレットを使いこなしています。

いつもはSIM無しの子供用アカウントを入れた初代Galaxy tabで遊んでいますが、充電切れだったので自分のSonyTabletPを貸してあげたところ事件は起こりました。

2時間ほど遊んで、タブレット遊びに飽きたのかタブレットを返してきたので、いつも通り甥っ子が入れたアプリを削除しようとおもってホーム画面をみると、GooglePlayの「人気有料アプリ」で見たことあるアプリが大量にインストールされていました。

あとでキャンセルを除いて計算したら、有料アプリ10種類+映画1本で3000円程のお買い物でした。

Google Playからの明細メールも大量に届きました。

よほど遊びたかったのか、購入ボタンを連続でタップしたようでキャンセルメールも大量・・・

自分もまだ試したことがない、GooglePlayでの映画レンタルもしており「カーズ2（日本語字幕版）」がしっかりレンタル済みでした。

Google Playのアプリ返品について

Google wallet(旧:Google Checkou)を利用したことのあるアカウントを子供に貸した自分の不注意でした。
ちなみに、有料アプリを購入したが、遊ぶ前で有料アプリを返品（購入キャンセル）したい場合の返品可能な期限ですが、以前は24時間以内でしたが、現在は15分以内となっています。
Google Play ビジネスポリシーにしっかりとダウンロードした時点から 15 分以内と記載されています。

～Google Play ビジネスおよびプログラムポリシーから引用～
購入者は、ダウンロードした時点から 15 分以内であれば、Google Play から購入した任意のアプリケーションを返品し、当該アプリケーションの代金全額の払い戻しを受けることができます。

1 つのアプリケーションの返品が認められるのは 1 回のみとします。後で同じアプリケーションを再び購入した場合、再度の返品は認められません。
アプリケーションの返品が可能な場合は、Google Play ユーザーインターフェースを通じて行います。アプリケーション以外のプロダクトを返品することはできません。

Google Playの購入方法について思う事

今回は自分の不注意でしたが、ソーシャルゲームなどでも問題となっている子供の有料コンテンツ購入トラブルはアンドロイドアプリ（Google Play）でも起こりえることだとおもいます。

その理由は2つあり、一つはGoogle Playはパスワード認証が少ない事だと思います。
筆者はiPhoneも利用しておりApp Storeで有料アプリの購入もしてますが、App Storeに比べてGoogle Playはパスワード入力を求める事がありません。
もちろん、使い勝手とセキュリティーを両立する為にはパスワード入力の頻度は難しい問題です。
AndroidOSとGoogleアカウントの紐付けが強力な為、一度登録してしまえばGoogleアカウントにログインするという行為をほとんど意識することなく、決済やメールなどさまざまなサービスを利用することができることはすばらしいことだと思います。
しかし悪い面として、Android端末を紛失、盗難など第三者に渡った最の被害も大きいものとなります。

今回のクレジットカード登録されたGoogleアカウントの問題はまさにそれで、SPモード決済などキャリア課金のシステムは決済時に4桁のパスワードを入力する仕組みになっていますが、GooglePlayの購入フローではパスワード入力の必要はありません。
App Storeでアプリをダウンロードする際のパスワード認証は面倒に感じる場面もありますが、最低限Googleアカウントの本人確認を行うフローがあってもいいのではないでしょうか。

二つはGoogle PlayのUIではないでしょうか。
GooglePlayはさまざまな国、年齢の人が使うことが想定されており、操作の一貫性など初期のAndroidMarketアプリに比べると人気アプリやおススメなど探しやすくなっていますが、分かりやすさを優先することで、有料アプリと無料アプリのダウンロードまでの操作に違いが無いようになっています。

下記がGooglePlayで無料アプリを選んで、ダウンロードするまでの遷移

続いて、下記がGooglePlayで有料アプリを選んで、ダウンロードするまでの遷移

もちろん金額表示や同意して購入など文言はことなるが、同じ場所に表示される同じ色のボタンをタップすれば有料アプリの購入が可能となっている。
操作の分かりやすさで言えば、とてもよく出来ているがパスワード認証がないので無料と同じタップ操作で有料が買えてしまう。
甥っ子は4歳で字は読めないが、青いボタンをタップすればアプリをダウンロードできることはわかっているので、悪気なしに有料アプリを購入できてしまったのだ。

まとめ

再三になるが、今回の件はクレジット登録したGoogleアカウントのタブレットを子供に渡した自分に責任はある。
しかし、設定や使い方の質問をキャリアのショップや携帯ショップでよく聞くようになっており、便利なスマートフォンやタブレットは急速に普及が進む中、ユーザーやキャリア・メーカー側の対応がスマートフォンの普及に追いつききれていないのも現状だ。

便利で安心して利用できる環境になるようキャリアやメーカーの対応はもちろんだが、その際のユーザーからのフィードバックはとても重要になってくる。
キャリアやメーカーの問い合わせ窓口など、小さい問題でもユーザーからのフィードバックをしっかりと吸い上げて改善を進めていってほしい。