Android 4.0（Ice Cream Sandwich）のまとめ

Android 4.0（Ice Cream Sandwich）がリリース

2011/10/19のGoogleとSamsung合同のAndroid 4.0発表会でAndroid4.0（Ice Cream Sandwich）が発表されました。

Android 4.0（Ice Cream Sandwich）では、
タブレットとしてリリースされた3.X系のAndroidOSと携帯用のプラットフォームであった2.X系の統合がされるとのことで、Androidスマートフォンユーザはもちろん、アプリ開発者などからも大きな関心がよせられていた。

同時にSamsungからはGoogleのフラッグシップモデルシリーズの「Nexus」の新バージョンであるAndroid4.0搭載のスマートフォン「GALAXY Nexus」が発表された。Nexus ONE、Nexus Sに続くスマートフォンだ。

日本でもNTTドコモがGALAXY Nexusを2011年11月に発売すると発表したのを皮切りに、au、kddiともに2012年夏モデルではほぼすべての機種がAndroid 4.0になった。

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2012/06/28 Google の開発者イベント Google I/O 2012 にて、Android 4.1 Jelly Bean が発表されました。詳細は、こちら。

Android4.0の特徴

Android4.0UI（ユーザ・インターフェース）

2.Xと3.Xの統合により、UI（ユーザ・インターフェース）は3系よりのデザインとなっている。

JavaScriptエンジン

WebKitとV8エンジンの最新バージョンを採用し、Googleのデータではベンチマークソフト「SunSpider 」で2.3系より35%の高速化を実現している。

アプリアイコンのエリアグループ機能

ホーム画面のアイコンエリアで、アイコンを重ねて複数アプリをグループとしてに登録できるグループ機能を搭載

Recent Apps（最近使ったアプリ）

「Back」「Home」のキーに加えて、Android 3.x（Honeycomb）で実装されていた「Recent Apps」キーを採用し、最近起動したアプリがサムネイルになって表示

Android Beam

Android BeamはNFC による共有機能で、赤外線のようにアドレス交換はもとより、音楽や動画、ブラウザーで見ているサイトの共有や利用アプリの紹介などがAndroid Beamによって可能になった。

データ通信量の管理（Data usage）

設定からデータ通信の量を確認、データ通信量のコントロール機能が追加された、アプリごとの通信量チェックや、指定した通信量に達した場合にメッセージを表示し、データ通信の制限を行なうことができる。

顔認証（FACE UNLOCK）

顔認証（FACE UNLOCK）によるロック解除機能を実装

Wi-Fi Direct and Bluetooth HDPのサポート

Android4.0では、無線LAN規格のWi-Fi Directに対応し、無線LAN搭載端末ををアクセスポイントを介した接続ではなく、ピア・ツー・ピア（P2P）型により1対1、1対nで相互接続することが出来る。
この機能により、スマートフォン同士で無線LAN接続し、写真などのファイルを共有することが出来る。

連絡先アプリのソーシャル連携

連絡先アプリはAbout、Updatesなどでタブで別けられており、「Twitter(ツイッター)」、「Google+（グーグルプラス）」、「Linkedln」などソーシャルアカウントとの連携も可能になった。

スクリーンショット撮影

DDMSやサードパーティーアプリで行なっていたスクリーンショットの撮影機能が標準機能となった。

Android 4.0でのスクリーンショットの方法は
電源ボタン+ボリュームキー下を1秒間同時押し
となっているぞ

API

Visual voicemail API
Android Beam
Modular sharing widget
Text-to-speech API
Modular sharing widget
Wi-Fi Direct

SDKでAndroid4.0（Ice Cream Sandwich）を早速レビュー

2011/10/19の12：30現在で、Windows用のAndroid-SDK-Windowsをアップデートしたところ
Android4.0(API 14)のSDKなどが手に入ったのでアップデートを行なった。




Android4.0のPlatformがインストール完了したので、AndroidVirtualDeviceManager（ADV）から4.0の仮想マシンを作成。



4.0の仮想マシンが起動し、3.X系ライクなロック画面が表示された。



ロックを解除すると、「Make yoursekf at home」と表示される。



「自宅のようにくつろいで楽しもう」といわれたので、さっそく「OK」をタップして、Android4.0のHOME画面を確認する。 仮想で立ち上げたAndroid4.0（Ice Cream Sandwich）のHOMEにはカメラのアイコンと透明になりマイクのアイコンが消えた Google検索ウィジェットと時計のウィジェットが設置されている。


ドロワーは2.Xライクで、みなれたアプリアイコンなどが並ぶ。



Android4.0（Ice Cream Sandwich）ではドロワーが「Apps」と「Widgets」のタブ構成になっており Widgets（ウィジェット）のタブでは利用可能なWidgets（ウィジェット）をプレビューすることが可能。



アプリにAPIDemoというアプリがあり、OS,AnimationやNFCなどのAPIの動きを試すことができる。



ブラウザのローディングバーなど、部分部分は3.X系デザインになっている。



設定は3.X系のようにアイコンやグループ分けがされており、SDKの4.0で日本語の設定は可能だった。



Android4.0（Ice Cream Sandwich）の電話アプリは3.X系のデザイン



Android2.xと3.xの統合で様々な縦横比率の端末にインストールする可能性の有るAndroid 4.0（Ice Cream Sandwich） 設定やブラウザのタブ一覧などは、Android2.xと3.xを上手く組み合わせて、無理のないUIになっている。



今回のAndroid4.0エミュレータは2.X系端末の比率で起動しているので確認できなかったが 3.X系の比率で起動した場合は、サブメニューの表示などが変わる可能性もある。

Android4.0のまとめ

新しい機能としてはAndroid2.3で注目されたNFC関連の機能が強化され、Android 4.0ではAndroid BeamによるアドレスやWEBページの共有など新たな通信手段が加わっている。

標準アプリであるGallery(ギャラリーアプリ)ではデジカメでおなじみの赤目補正機能や回転などの編集機能が追加され、サムネイルのサイズが変更され、撮影時間や場所といったタグからアルバムを作ることもできる。


ウェブブラウザーは標準でパソコンのGoogle Chromeとブックマークの同期がとれる機能が追加され、JavaScriptエンジンV8の改善によってベンチマークの性能も大幅に向上した。

また、日本でも各キャリアから3G通信の定額制撤廃を検討の話も上がっているが、欧米では既に何社か従量課金に切り替わっていることもあり、
データ通信量を確認し制御する機能が標準で追加され、アプリケーションごとの通信量を制御することも可能となっている。

未確定情報だがリファレンスデザインは変わっているがAndroid2.3からAndroid 4.0へのアップデートが難しくないとの見方もあり、 3.X系のアンドロイドタブレットからのAndroid4.0へのアップデートも期待したい。

アイスクリーム番長のAndroid 4.0設定

AndRockの「アイスクリーム番町」がAndroid 4.0にトライ！

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