【LINE Creators Market】スタンプクリエイター実態調査結果を公開

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【LINE Creators Market】スタンプクリエイター実態調査結果を公開

［最終更新日］:2014/08/28

【LINE Creators Market】スタンプクリエイター実態調査結果を公開

LINEスタンプを制作・販売できるプラットフォームLINE Creators Marketにて、LINE Creators Marketでスタンプを販売している日本国内のクリエイター893名を対象に、「スタンプクリエイター実態調査」として、プロフィールや制作・販売状況などに関するアンケート調査が実施されました。

調査概要

【名称】
第1回 LINE Creators Market スタンプクリエイター実態調査

【実施対象】
LINE Creators Marketでスタンプを販売している日本国内のクリエイター

【調査対象者数】
893名

【実施方法】
インターネット調査

【実施期間】
2014年8月13日～18日

調査結果概要

スタンプクリエイターの性別は女性がやや多め
（女性：55.8％、男性：44.2％）
平均年齢32.7歳、25～34歳がクリエイターの中心層
（25～29歳：25.3％、30～34歳：23.2％）
クリエイターの職業は多種多様
（会社員：31.5％、自営業・フリー：29.3％、専業主婦・主夫：10.3％）
約半数のクリエイターがクリエイティブ経験無し
（約半数がクリエイティブ業務経験、デザインの勉強歴なし）
スタンプ制作で最も苦労した点は「スタンプのアイデア出し」
（制作の苦労トップ３は、アイデア出し：65.7％、イラストを描くこと：45.2％、スタンプ説明文の検討：34.8％　など）
スタンプ平均制作日数は16.3日
自身の描画力を自己採点すると「10点満点で6.1点」

調査結果詳細

（1）クリエイター属性

性別は？

スタンプクリエイターは女性が多い
女性が全体の55.8％を占め、男性を上回りました。

年齢は？

25歳〜34歳が中心層
最年少は10歳から上は63歳まで、幅広い年齢層の方がスタンプを制作中。最も多かったのは「25歳〜29歳」（25.3％）で、「30歳〜34歳」（23.2％）を合わせると全体の半数近く（48.5％）を占めています。平均年齢は32.7歳でした。

職業は？

主婦やパート、学生の方など多彩
スタンプクリエイターの職業で最も多かったのは「会社員」。次いで「自営業・フリー」でした。「専業主婦（主夫）」「パート・アルバイト」もそれぞれ1割以上を占めており、さまざまな職業の方がスタンプクリエイターとして活動していることがわかりました。

居住している都道府県は？

東京・大阪・神奈川がTOP3
居住している都道府県で最も多かったのは東京都。やはり首都圏・関西を中心に人口の多い都道府県が上位を占めました。その中で12位に入った沖縄県が目をひきます。

（2）クリエイティブ経験

クリエイターの業務経験は？

半数近くが「経験なし」
クリエイティブ・アート系の仕事に現在従事している方は約4割。一方で、そうした仕事の経験がない方が46.4％もいることがわかりました。

デザインの勉強をしたことは？

半数以上が「勉強したことない」
これまでデザインに関する勉強をした経験が「ない」と答えた方が過半数にのぼりました。

（3）スタンプ制作について

スタンプの制作動機は？

第1位は「オリジナルのスタンプを作りたい」
スタンプの制作動機について聞いたところ（複数回答）「自分のオリジナルのスタンプを作りたい」（1位）、イラストを書くのが好き」（2 位）、「自分のスタンプが受け入れられるか試したい」（4位）など、自分の手で何かを作ってみたい、自分らしさを表現したいという気持ちから制作を始めた方が多いことがうかがえます。「収益・お小遣いを得るため」という回答も多くあげられました。

スタンプの制作日数は？

アート制作用ソフト派が多数の中、手書き派が第2位に
「イラスト・ペイント用ソフト」で作る人が7割以上を占めました。「手書き」の方も意外に多く、1割強にのぼります。少数派ながら「ワープロソフト」や「表計算ソフト」で作っていると答えた方も。

スタンプの制作ツールは？

スタンプ1セットを約16日で制作
40個で1セットのスタンプ画像制作に要する日数は「4日〜7日」（25.4％）が最も多く、次いで「22〜30日」（18.0％）で、平均すると16.3日でした。一方で「3日以内」と答えた方も16.7％いて、クリエイターの年齢や職業、クリエイティブな業務・勉強の経験などから差が生じていると推測されます。

スタンプ制作で苦労した点は？

最も苦労したのは「スタンプのアイデア出し」
スタンプ制作で苦労した点のTOP3（複数回答）は、「スタンプのアイデア出し」「イラストを描くこと」「商品説明文の検討」でした。最も苦労した点（単一回答）でも4割以上の方が「スタンプのアイデア出し」と答えており、クリエイターの方々が“どんなスタンプにしようか”と頭を悩ませていることがうかがえます。

（4）スタンプについて

スタンプのカテゴリーは？

最も多いのは「架空の人物」、次いで「実在する動物」
クリエイターがどのようなカテゴリーのスタンプを作っているかを尋ねると、「架空の人物」「実在の動物」「架空の動物」が他を大きく引き離してTOP3。次いで「特定の会話のシチュエーション（方言、台詞etc）」「お化け・モンスター」でした。

販売中のセット数は？

3人に1人が複数セットを販売
現在販売中のスタンプのセット数（累計）で最も多かったのは「1セット」。2セット以上販売している方は全体の35.3％でした。

（5）自身の描画力について

自分の描画力を自己採点すると？

10点満点で6.1点と控えめな結果に
スタンプの描画力を自己採点してもらったところ、最も多かったのは「7点」。以下「5点」「6点」と続き、平均すると6.1点でした。スタンプクリエイターには控えめな（自分に少し厳しい？）方が多いようです。

調査結果に対する担当者のコメント

LINE株式会社スタンプ企画チームマネージャー渡辺尚誠氏より

「クリエイターは女性が多い」というデータより、LINEのスタンプは男性よりも女性のほうがアクティブに使用しているという以前からの調査を裏付ける結果となったと共に、需要と供給のバランスが取れているとも言えます。

また、クリエイターの職業の「主婦や、パート、会社員の方が全体の70%」という結果は、もともとクリエイターズマーケットを始めるに当たり「隠れたクリエイターに光を当てる」「副業の場として個人の創作活動を支援する」という目的を掲げていたので、それが実現できていること、ユーザーの喜びとなっているということがとても嬉しく思います。

今後も、一部の著名人や有名クリエイターだけでなく、多くのユーザーに光が当たり、売上の面でも支援できる活動をLINEとして継続していきたいと思います。