金環日食有料アプリ、特需と課題

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金環日食有料アプリ、特需と課題

［最終更新日］:2012/05/21

本日、午前7時34分ごろ金環日食でしたが、皆さんご覧になったでしょうか。気合いれて見た人、裸眼で見た人、テレビで見た人、見なかった人など色々いらっしゃるかと思います。メガネを購入された方も多いのではないでしょうか。

今回は、Android関連情報サイトのAndRockっぽく、金環日食関連のAndroid有料アプリのダウンロード数とそれによる経済効果をまとめてみたいと思います！課題も見えたのでその辺も少し。

金環日食シミュレーター2012

金環日食シミュレーター2012 金環日食をシミュレーションするアプリ。
住んでいる場所で金環日食が見えるの？金環日食が見える時刻は何時？このアプリを使えば秒単位の正確さで調べることができる。金環日食前に金環日食のようすを予めシミュレーション。金環日食当日はリアルタイムモードで金環日食のようすをシミュレーション。金環日食となるまでの時刻がカウントダウン表示。音声でのカウントダウンも可能。スマートフォンのカメラを使って、金環日食が起こる太陽の位置をチェック（AR[拡張現実]機能）。

アプリ名	金環日食シミュレーター2012
価格	500円
ダウンロード数	500 - 1,000
経済効果	250,000 - 500,000円

↓金環日食シミュレーター2012
Google Playを見る

25～50万円弱の経済効果がありました。売上のうち30％はGoogleの収益なので、残りの70％＝17.5～35万円弱が開発者の収益となります。しかしながら、ユーザー評価は投稿8件で低めの平均評価3.2。アップデートでバグ修正を行い、購入直後・返金可能な時間内にできるだけ機能の確認を促すなどの対応がみられましたが、ユーザーの満足度は高いとはいえなかったようです。Androidは機種が多いだけに、すべての機種をカバーするのは、どの開発者も頭を悩ますところではありますが、ユーザーは有料アプリには完成度の高さを望んでいるように思います。

Eclipse Camera～日食カメラ～

Eclipse Camera～日食カメラ～日食を撮影することができるというアプリ。「スマートフォンのカメラで太陽を撮影する際は高価な専用フィルターを別途購入して接続してから撮影する必要がありますが、Eclipse Cameraではそのような別売りの機材を購入する必要がなく、安価で日食を撮影したり、撮影した日食の画像をSNSに簡単に投稿することが出来ます」という説明がありました。Google Playより引用。

アプリ名	Eclipse Camera～日食カメラ～
価格	99円
ダウンロード数	500 - 1,000
経済効果	49,500 - 99,000円

↓Eclipse Camera～日食カメラ～
~~Google Playを見る~~
2012/05/21 14:20 公開中止なのかリンク切れとなりました。

10万円弱の経済効果がありましたが、ユーザー評価がなんと投稿88件で、平均評価がまさかの1.1！

何があったのかGoogle Playよりユーザー評価を抜粋します。

・最悪　詐欺以下なんも映らへん

・これは… ひどい。画面が暗くなるだけで、太陽のかたちは出ず…。

・ダメでした。全然使い物にならなかったです(>_<)

・まったく撮れません　Googleさんは確かめはしないんでしょうか？

・使えない　フィルターの意味なし、画質悪い、保存先が分からない、金返せ

・使えなさすぎ　ズーム出来ないから全然写らない。あと画面が暗くなるだけ！評価通りでした。サングラスをスマホのカメラにかざしたほうがよっぽどよく撮れましたよ！お金返して欲しいです。

・やられた　詐欺にあいました。何の役目もしませんでした。よく考えれば、センサには直接強烈な光が当たるので、撮影できるわけがない。

などなど多数のレビューがありました。アプリは、本記事作成中に公開が中止されたようです。Googleによるものなのか、開発者によるものかは不明です。

詐欺かどうか真偽は定かではありませんが、ユーザー側でできる対策として、有料アプリは15分以内であればGoogle Playより自分で払い戻しが可能なので、有料アプリを購入される場合は、購入してすぐにチェックを意識されると良いかと思います。ただし、アプリ内課金はユーザーによる払い戻しが不可ですのでご注意ください。

※本記事は、2012/5/21 14:30時点での情報です。