【第2回】LINEスタンプクリエイター実態調査結果

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【第2回】LINEスタンプクリエイター実態調査結果

［最終更新日］:2015/03/26

LINEは、ユーザーがLINEスタンプを制作・販売できるプラットフォーム「LINE Creators Market」にて、LINE Creators Marketに登録している日本国内のクリエイターを対象に、「スタンプクリエイター実態調査」として、プロフィールや制作・販売状況などに関するアンケート調査を行った。

本調査は、クリエイターの属性、クリエイティブ経験、制作への意識などを把握する目的で実施され、2回目となる今回は、昨年8月に行った第1回調査の893名を大幅に上回る、3,279名のクリエイターから回答が集まったほか、クリエイターの関心が高い「売れるために工夫したポイント」や「スタンプの売上の使い道」についても新たに調査が行われた。

【第1回】スタンプクリエイター実態調査結果を公開

調査結果概要

売上で購入した一番高価なものは？
1位「パソコン」、2位「ペンタブレット」、3位「旅行」。中には、マンション頭金、キャデラック購入、整形などのユニークな使い方も。

売上げの使い道
2位に2倍以上の差をつけて「貯蓄」（46.3％）がトップに！
2位「レジャー・娯楽費」（20.7％）、3位「スタンプを作るための道具代」（19.7％）

クリエイターの基本属性 性別「女性」（58.8％）
年齢「30~34歳」（23.3％）
職業「会社員」（32.2％）

クリエイター経験は？
スタンプを作る以前にクリエイター経験が「ない」クリエイターが過半数（54.8％）を超えた。

1人あたりのスタンプ販売数
販売スタンプセット数は平均3.1セット。約5割のクリエイターが次回作に取り組む。

調査結果のさらなる詳細は以下の通り！グラフ付きで紹介します。

調査結果詳細

性別

クリエイターの約 6 割が女性
「女性」が58.8％、「男性」が41.2％となり、「女性」が約6割を占めることがわかりました。第1回調査でも同様の傾向を示したことから（『男性』44.2％、『女性』55.8％）、クリエイターに占める割合はやや女性が多いと言えそうです。

年齢は？

平均年齢34.1歳、最多年齢層は30〜34歳
トップ3は、「30歳〜34歳」（23.3％）、「25歳〜29歳」（20.4％）、「35歳〜39 歳」（17.6％）の順で、平均年齢は34.1歳でした。第1回調査の平均年齢は、32.7歳であったことから、クリエイターの年齢層は30代前半が最も多いと言えそうです。

職業は？

会社勤めのクリエイターが最も多い
トップ3は、「会社員」(32.2％)、「自営業・フリー」（23.4％）、「専業主婦（主夫）」（12.7％）となりました。第1回調査でも最多は「会社員」（31.5％）であったことから、会社勤めを行いながらスタンプ制作を行っているクリエイターが多いと言えそうです。

クリエイターの業務経験は？

過半数がクリエイター経験なし
スタンプを作る以前に、クリエイターとしての経験（アート、デザインの学校や、仕事に従事するなど）はありましたか？という質問に対しては、「ない」が54.8％「ある」が、45.2%になりました。第1回調査では「なし」が46.4％であったことから、クリエイター経験なしの方の参加が増加しています。幅広い方がクリエイティブにチャレンジしていると言えそうです。

販売中のスタンプセット数は？

平均販売セット数は3.1セット
5割近くのクリエイターが次回作に取り組む
「2〜4セット」（29.5％）が最多となり、平均セット数は3.1セットとなりました。また2セット以上制作するクリエイターも48.8％おり、5割近くのクリエイターが次回作の制作に取り組んでいると言えます。

スタンプの制作ツールは？

スマホ・タブレットが約1割、アプリでもスタンプは制作できる
トップ3は、「イラスト・ペイント用ソフト」（74.6％）、「写真・画像編集ソフト」（36.5％）、「手書き」（34.7％）の順となりました。一方で、「スマホ・タブレット端末用のお絵かきアプリ」（9.3％）も約1割の回答があり、高度なソフトを使用せずともスタンプ制作が行えることがわかります。

スタンプの制作日数は？

平均制作日数は 18.1 日となるも、1週間以内で制作するクリエイターも多数
1セット40個のスタンプ画像制作に要する日数のトップ3は、「4日〜7日」（24.0％）、「3日以内」「22〜30日」（同率16.8％）となり、平均は 18.1日でした。一方で7日以内と答えたクリエイターも約4割となることから（40.8％）、個々人のペースでスタンプ制作を行っている様子が伺えます。

売れるために工夫したポイントは？

トークや日常での使いやすさの他、目立つための工夫凝らすクリエイター達
売れるスタンプを作るために工夫したポイントは何ですか？という質問に対しては、トップ3は「トークで使いやすい内容にした」（59.9％）、「テキスト内容を日常会話に近いものにした」（44.7％）、「イラストの表情や動きを大げさにした」（29.3％）となりました。多用されるスタンプに不可欠な要素である「日常会話での使いやすさ」が重視されていることがわかります。

スタンプの売上の使い道は？

堅実な貯蓄派が多数
次のスタンプを作るための道具を購入するクリエイターも
スタンプの売上の使い道は？という質問では、トップ3は「貯蓄」（46.3％）、「レジャー・娯楽費」（20.7％）、「スタンプを作るための道具代」（19.7％）になり、「貯蓄」が2位に2倍以上の差をつけて１位になりました。また、「スタンプを作るための道具代」が3位となるなど、蓄えや自己投資に使われているケースが多い様子が伺えます。

売上で購入した一番高価なものは？

パソコン、ペンタブレットが人気
売上金は創作活動に投資？
売上で購入した一番高価なものは？という質問に対して、すでに購入した方の回答のみを集計したところ、トップ3は、パソコン（50人）、ペンタブレット（44人）、旅行（24人）となり、パソコンやペンタブレット等、イラスト制作やクリエイティブに関する道具の購入が多いことがわかります。ほかには少数ですが、マンションの頭金、キャデラックといった高額商品や、結婚式、整形に40万円かけた等の回答もありました。